蝉の抜け殻?

張り子のトラ?

近頃の子供達の書く文字にちょっと疑問を感じています。
うわっつらの形のみを求めているのではないかと。

全国展開している塾の広告紙です。


そしてこれは五体字類のもの。
ほとんどの小学生は上のものを良しとします。
それは当然、学校でこのように教えるから。

さて
それで良いのでしようか?
これは私に言わせると蝉の抜け殻です。

本来文字には書いた人の気持ちがこもっているもの。
文字はその形の中に思いを込める伝達手段であると!

形だけ、ハケを撫ぜるように擦ってどんな思いが伝わるでしょうか?

私には悲しい事です。

技法的にもホウの表だけで書いたものには線の深さも重みも無く人を惹きつける魅力もないのではないでしょうか?

筆には裏表があり、表だけでは出せない線もあります。
又裏表を使えば二重の表情が出せます。

書道が書写になったとき無くしてしまった沢山の事をとても残念に思っています。

ものごとから精神性がなくなってしまうと
どうなるのでしようか?



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