目習い?手習い」?

暮れもここまでくると流石に慌ただしい。

 午前中いっぱいかかって原稿を書き、午後はお正月の買い物。
 まだ失礼していたお宅にお歳暮のご挨拶を、、、

 ”お上がり下さい”のお言葉を聞き流して、修理に出していた車を引き取りに。

 早辺りは暗くなって帰宅すると門の前に既に来客。

 一日中次々に時間が埋まり息つく暇もない、、、これが”暮れ”というものなのでしょう。

 さて、、、書いた原稿は?

 仮名について。

 流派は万流と言いますが、私のような者の言葉でも耳を傾けてくださる方がいらっしゃって時々文を書いています。

 仮名に限らず書を書くとき、多くの方は直ぐに筆を執ります。

 果たしてそれでよいでしょうか?

 私は先ず見ることをお勧めします。

 古来「めくら滅法」と言う言葉がある如く、見ることはとても大切です。

 相手を見ずして勝負はできない?

 よくよく見てから、、、つまり目習いをしてから筆を執ること。

 これが上達の近道のような気がします。

 目に入るところに対象物を貼り、朝に夕に見ること。

 次は頭で見る?理解すること。どことどこがどう言う関係にあるか?白黒は大小は?粗密は?などなどを子細に検討。そしてやっと筆を持つ。

 さあ、そこからは錬度を上げて真剣に。回数を重ねるごとに文字が出来、行が連なり白黒が見えて次第に作品としての形が出来ていきます。

 そしてその時の心構えは?

 「私は天才!私は世界一!」です。過信はいけませんが筆を持ったら自信も一緒に持たなくては!

 さあ、次回はきっと素晴らしい作品が書けることと思います。頑張ってください。

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 上級の方方の作品

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 ちょっと下のかたの作品です。

 洗練さに於いてまだちょっと差があるのかも?

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