息子が仕事で中国に出かけました。
家族に書をやるものが居ると云うと、、、、
かの有名な王ギシの蘭亭が有ったところに案内して下さり、お土産に狼耄のセットをくださいました。
一般に狼と言われるものは兎毛のことが多いがこれは本当に狼の毛であるとか、、、
つややかな毛並みはミンクを思わせますが、水書きをしてみるとミンクよりも柔らかい感じでした。
箱は桑?栗?節無し厚みもあって面取りがしてありました。(丁寧な作りと言えそうです)
軸棒も木目が美しく十分美的に観賞できるものでした。
筆が入った箱には蘭亭叙の全文がしっかり印刷され
勿論、書風は同じではありませんでしたが、真面目にしっかり書かれている事にちょっと感激?しました。
*私はまだ蘭亭には行ったことが無い。そのうち是非一度行ってみたいと思っています。
以下は経験者の記したもの。
御参考までに、、、
蘭亭は竹林の奥にあった。京の草庵風の門をくぐり、小道を奥へと入っていくと、石畳の両岸を持った小な流れがあった。
ここが流觴曲水をしたところ。かの王義之が書いた蘭亭序の舞台である。
鵞池(義之が好んだと言う池)をみて奥に進むとアヅマヤ風な建物があり、
そこには大きな石碑が建っている。
宋の康煕帝が王義之を讃えて書いたものというが、碑の中央が割れて継いである。
文化大革命時に破壊したものを復元した跡だという
さらに小川を渡った山裾に記念館や売店があり、
ここの売店に居た書の係員は
「王義之が流觴曲水の宴で興に乗って蘭亭序を記した筆はネズミの髭である」といい、
「このネズミのヒゲ筆これで書けば上手に書ける」と言葉巧みに客を引きつけていた。
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