「書は愉快に生きていなければならない。
上手い字は沢山あるが 良い字と言うものは少ない。
良い字は夕顔棚の下で涼しい顔をしているような、、、呑気に瀟瀟としている。」
どなたの言葉かわすれてしまいましたが、久隅守景筆の「納涼図屏風」を思いださせてくれます。
左上の大きな白い満月が,おぼろげにあたりの闇をも引き込んで,
夕顔棚の風景と柔らかい白黒の対比を醸し出すのが,いかにも清新な趣である.
月,夕顔,男,女,子供,竹棒,屋根,壁と,どれも異なる筆使いながら,
一つに溶けあうように優しいのは,あくまで夕闇を意識した淡墨を基調としているからだろう,,,と。
詩情豊かなこの画の主題は,木下長嘯子の和歌から
「夕顔のさける軒端の下涼み男はててれ(襦袢)女はふたの物(腰巻)」 らしい。
暮れゆく辺りの風情にひたりながら、おぼろな月の光の下、夕顔棚で農夫の家族が涼をとる。
精神的に豊かな日本人の生活「生」を楽しんでいるような、、、シアワセそのもののような、、、
書もこのように穏やかでゆったり、、、
そして、、、、スマートにセンシティブに?
ん~~~ん
難しい、、、
余裕が無けりゃ!
少なくとも何かに追われているようではダメですね。
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