流れるように優美な緑色の大屋根と
両脇の仁王は、長い時間を経ているのにその彫り後も鮮やかで力強い姿。
素材の持つ木材の力?彫り師の勢い?ちっとも古びてはいないのです。
ここは車で1時間弱、大きな湖を見渡す高台にある天台宗 西蓮寺
寺の説明額に依れば、、、
延歴元年(783)桓武天皇の勅願により最澄の弟子最仙上人が開山したと伝えられ、俗に常 陸の高野山ともいわれます。
鎌倉時代の中頃、比叡山の無動寺から慶弁阿闍梨(けいべんあじゃり)が来て七堂伽藍を造 営。
京都の曼殊院(まんじゅいん)の門跡忠尋大僧正が、
乱をのがれてこの寺に来てとどまり、曼殊院の額を山門にかかげたと伝えられている。
明治時代に火災にあい、仁王門と相輪橖(そうりんとう)を残して焼失した。
相輪橖は日本三相輪橖の一つで、慶弁が元寇(げんこう)の役の戦勝記念として、信者の浄 財によって建立したと伝えられている。
この寺の樹齢1000年以上と言われる大イチョウ、見事と伝え聞き見に来ました。
ワッ!と、目に入る金色!
辺り一杯に★をばら撒いたよう、、、、
2号樹は、幹回り約8メートル、高さ約20メートルある。
樹齢は 1000年ともいわれ、気根(乳)がよく発達し大きく下がっている。
俗に大イチョウと言われるものが日本全国に幾つか、樹齢1000年以上と言われる木も。
或る物はその健気で力強い生命力が戦禍に打ちひしがれた人々の心に勇気の火を点した、、、と、云い。
また或る物は乳の出ない母親が大イチョウにお参りすると乳の出が良くなると云う、、、など長い年月を耐えてきたこの木にまつわるいろいろな言い伝えがあります。
1000年!!!一口に千年と云いますが、どんな月日を耐え、どんな出来事を見てきたのでしょう?
風もなく穏やかな日差しを受けて、、、
静かにたたずんで、当に大手を拡げ、優しく包み込んでくれそうです。
黄金に輝くこの樹を前にするとホ~~~と気が抜けそうです。
たかだか人間の6,70年の人生など大したことなどなさそうです。
つまりなんだかんだとイライラハラハラなど大した問題ではなさそう、、、
ちっぽけな事に悩んことが恥ずかしい~~~
大きな空と
大きな大屋根と
何処までも伸びる生命力旺盛なイチョウの姿
最高の組み合わせ?
まだ緑も残る2号樹、、、
一方足元に目をやると?はや黄金の絨毯が敷き詰められて、、、、
季節は色々の姿を見せてくれます。
ハシリの恥じらい色、真っ盛りの大らかな輝き、消えゆく名残りの残照も、、、
天気予報は寒くなると伝えていたのに、ホカホカ暖かで汗ばむような陽気でした。
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