9月の課題

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楷書を魅力あるものにするには、形が美しく整い、線に磨きがかかって澄んでいる事ですが、一般的には形のみを重視。線の表情、厳しさなどにはあまり注目しないようです。
練習量が足りないと、線、そのものが生きてこないのです。

この作品はどうでしょう?
全体にせんが弱いように思われます。もっと深く重厚感が出るよう、もっともっとの練習が求められます。

形で言うなら、、、

残、、、扁、旁、それぞれの重心の高さを同じにすること。へん、ツクリの画数が違うとき、それぞれの高さをそろえることはなかな大変、そのうえ両者のバランスを取ることも。
そのような時はそれぞれの重心の高さを揃えることです。
ちなみにこれはツクリの重心が下がっているので、戈法はぶら下がって見えます。

蔭、、、草冠が小さく全体としてのバランスが悪い。

左の行もそれぞれ左側が狭い。

草書
いつも通りラクに書いています。
雲、、、雨冠の下の部分、もう少し抑揚をつけて、、、
悠、、、「文」に角度を大きく、三旁もゆったりと。
水、、、よく動いています。下半分が重いカモ?
潺、、、うまく纏めています。
全体に上手です。できればもう少し上を持って穂先を泳がせるようにするともっともっと線の表情がでると思います。

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仮名、調和体
ところどころ形の崩れたところがありますが全体によく書けています。
但し、少し速書き、、、もっと丁寧に!
穂先の右側を使うか左側を膨らませるか、よく考えて書いてください。
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