天災は

忘れたころにやってくる、、、、

 當にその通り、1000年に一度と言われる大地震に遭うとは思ってもいませんでした。

 友人と観梅に行っていました。

 梅は見頃、風もなくうららかな日にゆったりと梅に酔っていました。

 山を下り、家路に向かって車を走らせていました。

 信号で止まっていたら?

 んッ!?

 車が揺れている。エ~~~ッ!

 揺れているどころでは!!!!

 右に左に大きく大きく揺れに揺れ、止まらない!

電線も大きく波打ち

 どんどんどんどん揺れ揺れ~~~どうしよう?

 まだ揺れる~~まだ揺れている~~~~

 こんなに長い揺れは未だかつて体験したことがない。

 ハンドルを持つ手はびっしょり!

 でも、友人二人を乗せてすべては私の責任。
 
 ガラスの破片が飛び散り、散乱しているブロックの間をぬって、(信号機はもちろんすべて消えています)電信柱にしがみついている人有り、腰が抜けてしゃがみ込んでいる人あり。

 必死で自宅にたどり着く。

 勿論、電気もなく、水道もダメ。

 二人も帰宅できず、寒さの中、着衣のまま雑魚寝。

 一晩中何度も余震の揺れで眠ることなどおぼつかず、朝になって周りを良く見ると、お仏壇はひっくり返り、二階の和ダンスも倒れ、中の物も全部飛び出し、各部屋もそれぞれ足の踏み場もない惨状でした。

 幸い建物に被害はなく雨露は凌げそうです。(ポチポチと雨粒が落ちて来たことも、、、)

 付近の道路はひび割れかなりの隆起陥没が見え、地面の液状化で家が傾き、ブロックの塀も倒れ、車の運行も要注意状態です。

 でもテレビが付くようになって?

 各地のあまりの惨状に言葉もなく、みんな無言。(私たちのなんとラッキーだったこと)

 次の日、友人も数時間をかけて帰宅。交通手段がなく、徒歩で帰宅された方もたくさんいらっしゃったようです。

 たくさんの方々にお見舞いのお電話を頂きました。(遠くアメリカからも)

 人は沢山の方々に支えられ助けられて生きている、、、ことをしみじみと噛み締めています。

 「ありがたい」の一言です。

 皆様有難うございました。

 もっともっと辛い体験をされている被災者の皆様、どうか一日も早くご復興されますよう心よりお祈り申し上げます。

 何のお力にもなれず、祈ることしかできないことを申し訳なく思っています。

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