お部屋に入ると、真っ正面にお軸。
初めて拝見するものでした。
「東大寺切れ」 伝 源俊頼
三宝絵詞として伝来したものだが絵のみ紛失、詞書が残ったと言われている。
名家の奥深くしまわれていたらしく剥落もなく、典雅に、おおらかに、品格の高さこの上なし。金襴の風袋、天地に濃き深緑の中回しは若くして落飾された姫の為のお軸らしくちょっと華やかさも、、、、伺えば家一軒にも値するほどのものとか。
匂い立つようなお軸は、なかなか脳裡を離れず、、、、
家に帰り、さて
思い切って古墨を磨り始めるとなんとなく心もウキウキ、、、もしかしたら良い作品ができるかも?
古今和歌集 紀貫之
「ひとはいざこころもしらずふるさとははなぞむかしのかににほひける」2×6
書き始めると筆は進まず(当然ですが)プレッシャーのみ。
今年も辛い日々になりそうです。
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