絵を習い始めて10年近くと伺いました。
いつもの如く静かな笑みを浮かべていらっしゃるその方が描かれた絵は、
明るい日差しの中の安らぎのひと時、、、ひとりでに微笑んでしまいそうな、、、そんな絵でした。
真ん中にお孫さんをおき、おじイ様との楽しげなひと時を描いたものを暫く拝見していました。
ふと、、、おじイ様の頭、しかも後頭部。
本来他人には滅多に(絶対に)見せぬもの?から描き始めた構図に、作者の気持ちが見えたような気がしました。
このご夫婦の関係?
お年を召されたこのご夫婦のお二人の日常がどんなであるかがわかるようで、、、
背後からの視線を恐れもせず、甘んじて描かせられるご主人さま。
なんのてらいもなく背の君の後ろ姿を書き込む妻。
お二人はどんな人生を歩んで来られたのでしょうか?
互いに尊敬し合い、助け合って支えあって来られた、、、今日の日の有りがたさがここに滲んでいるようで、拝見しているうちに涙が出て来そうでした。
(もしや奥様は心の中でご主人様に手を合わせていらっしゃるのではないか、、、?そんな気さえしたのです)
会を主催されている先生のお言葉にこんな言葉がありました
「絵は心を開放したり、夢や希望や理想を現実化するための、マジックツールです。描かれた絵は魂からのメッセージであったり、夢や希望や理想を具現化する力であったりします、、、」と。
魂からのメッセージ、、、聞こえたかもしれません。
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