小春日和の中、紅葉狩りとしゃれ込みました。
季節の移ろいは思いのほか早く、木々の紅葉は山を降り、はや、里へ、、、
お目当ての所は既に遅く、葉は散っていました。
そこで初めての某所へ。
高い身分に有りながら質素な生活で過ごされたと言うある方の隠居所。
竹垣を突き上げただけの質素な門。
良く手入れされたお庭のあちらこちらに、、、、
緑から黄色、黄色からオレンジ、オレンジから赤へと枝毎に色を変え、色をを増し、お日様の光りを浴びて鮮やかに、将に錦の如くでした。
万葉集「たてもなくぬきもさだめずおとめらがおれるもみじにしもなふりそね」
縦糸も横糸も決めずに仙女たちが織った錦のように、今、将に真っ盛りの紅葉にどうか霜よ降らないでおくれ、、、
幸少なかった大津皇子の優しいお気持ち、時を経て今も心惹かれます。
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