「あのォ~~~ 長鋒が旨く使えないんですけど、、、」
「ふゥ~ん、ちょっと持ってきて」
研究熱心なsさんが筆を2本、、、、
「何か書いたものがあるといいんだけど」
目の前に現れたのは、、、、半切に書かれた「万事皆如夢」の文字。
「えエ~~~!なんでコレ!?
拠りによってどうしてこの言葉なの?」
「ええ、ちょっと気にはなったんですけど、、、なんか書いてみたいなァ~~~と思って」
「ダメダメッ!!!これはダメ。もう終わりじゃあない?」
「ええ、知ってる人が似たような言葉を書いてその後亡くなったと聞いてはいたんですけど、、、」
「はァ~~ッ?ナニを言ってるの!?」
「絶対ダメ! 別の言葉にしてッ!」
「どうも気が乗らない?とは思っていたんですけど、、、」
「分かりました、、、、考えてみます」
オオラカで、おっとり、の彼女にどんな事が?
気の迷いが起きるようなことでもあったのでしょうか?
「言霊と言う言葉あるくらいでしょ。言葉は選ばなくっちゃ!
書いていて気持ちが良くなって元気が出るような言葉を選んでね!」
ーーーあなたには明るく元気な顔がお似合いよ。迷いは早く吹っ切ってネーーー
友人も「良かったね、、、これで寿命が延びたじゃあない!」と。
彼女、本当は、、、筆の使い方を知りたかったのではなく、自分の気持ちを知って欲しかったのかもしれません。
生きていればいろんな事がありますよねェ、、、、
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