気がついたら、、、芽のようなものが伸びていました。
そして何箇所か膨らんで、、、
昨年末ごろから少しづつ芽が伸びて、蕾になって、それが、、、開いたのです。
一昨年頂いた胡蝶蘭、お日様に当てることと、時々の液肥、、、、くらいであまり手をかけませんでした。
それなのに、美しい花を開いてくれました。
去年は?芽をだしても花は開かず、2年かかってやっと咲いてくれたのです。
嬉しいような、在り難いような、なんだか神様の贈り物のような、、、
実は先日刻んでしまった作品には、こんな歌が書かれていました。
「てふてふが一匹韃靼海峡を飛んで行った。」安西冬衛
(韃靼海峡ーー間宮海峡)
小さな頼りなげな蝶がおおきくて荒々しい海峡を渡っていく、、、
儚げな蝶の健気な旅。
巨大なものに立ち向かっていく気迫と勇気!
大好きなこの歌をいつか書いてみたいとず~~~と、思っていました。
黄色の全紙に向かって思いのたけを濃墨で。
何枚か書き進み、やっと仕上げたそれを、何の考えも無しに斬ってしまいました。
ドコかで作品にするには足りないところがあったのでしょうか?
丁度、旅立ってしまった次郎くんの姿が重なって、悲しい物だったのかもしれません。
幻?の作品になってしまいました。
何処かへ飛んでいって、しまった蝶、
それが、、、ここに帰ってきたのです。
真っ白い胡蝶蘭になって、、、
「有難う」ーーー真っ白な花の前でそんな言葉を呟いていました。
そう、、、胡蝶蘭の花言葉は?
「幸せが飛んでくる」だったのですね、、、、
コメント