テレビ番組「アメリカンアイドル」、、、目下注目中です。
家族が見ていたのにつられて見始めたのですが、とても面白く興味津々です。
全米からの応募者を募り、数ヶ月の戦いの末、ついに先日優勝者が決まりました。
毎週課題の曲目が出され、それをマスターして次回に臨みます。
得意もあり、不得意もあり、、、、各個人の理解力、表現力、その他いろいろな能力が試されます。
評価は一般の人の投票で決まり、(なんとなくアメリカっぽい?)一方ステージ上の参加者は3人の審査員にそれぞれが批評を聞くことが出来ます。
その批評がとても素晴らしいのです。
一人はどこからそんな美辞麗句がでてくるのかと思うほど美点を探し、誉めそやします。
もう一人は、、、そんなに~~~と、思うほど厳しい評価をします。歯に衣着せぬ物言いは耳に痛いこともありますが、本当は的を得た正しい評価のようにも思えます。
そして最後の一人は、先ほどの丁度中間くらいの評価をします。
つまり3人一組でうまくコントロールされた批評を聞くことが出来るようになっています。
先日はその中の一人がこんなことを言っていました。
「人間の能力の比較なんて出来ないのよ、、、、」
なんと良い言葉だと思いました。まったくその通り、、、、一つの分野でうまく表現できなくとも全く別の分野では最高位にもつける?かもしれない、、、のですものネ!
私の興味は、出場者の美しい歌声を聞くこと。審査員の忌憚のない批評を聞くこと。
でも、一番の興味は毎回変る課題に挑戦者がどう纏めてくるか?どのように表現することが出来るか?なのです。
得意分野だけなら、比較的容易いことですが、不得意分野をどうクリアするか?その努力の足跡を見たいと思っています。
もし、出来る事なら書においてもそのようなコンテストがあったらなあ、、、、
1回目は楷書を2回目は行書、3回目は、4回目は、、、草書、隷書、テンしょ、仮名、調和体、創作、、、、などなど、各分野をいろいろな観点から評価する。
そんなコンテストがあったらどんなにか楽しいだろうと思います。
また、やりがい甲斐もあると思います。いつか、どこかで誰かが考えてくれないでしょうか?
きっと沢山の書道愛好家が参加するだろうと思うのですが。
アメリカンアイドルではなく、ジャパニーズアイドル?を探してみたい、、、のです。
コメント