ちょっと心を入れ替えました、、、真面目に取り組もうかな?
北魏 元顕シュン墓誌銘 (1918年出土 北京博物館蔵)
北魏の書としては全体的にやさしげで気品があり、その姿は端正にして美麗。
時に左右のバランスを崩しているかにみえるが、左への傾きを大きくしながらも終筆で調整。
また、そのことで完璧とも見える規矩条理を外し、動きを出し、全体のポイントにもなっている。
刀意の露わな三ズイ、左払い、、、など書いていて楽しい箇所も。全体に縦長の中にあって、随所の伸びやかな横画も魅力的です。
運筆は渋筆がのぞましい。
*渋筆とはふでが進んで行く時、何かがそれを拒んでいて筆の進む力と拒む力が互いに力の限り争うような状態。
今回は逆入平出(起筆で筆を逆入してホサキを開いてから動く)の書き方も価値があるように思います。
墨を含ませて重くなるのではなく、紙と筆とのアガキから作られる重さがある線を書いてみたいのですが、、、なかなかうまく行きません。肩に力を入れ過ぎないように思ったら軽くなってしまいました。
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