ブログの足跡を見ていたら、自分の書いた作品が恥ずかしい、、、とのコメントがありました。
彼女はとてもいい経験をしたように思います。
周りを見る目を持ち、自分との違いを認識し、比較する事が出来る。
そこにはとっても素直な心と己を振り返る勇気があります。
時々私も,自分が見えなくなることがあります。
自分が見える、、、と、言う事は素晴らしい事です。
常に反省、謙虚さを失わぬよう自分に言い聞かせなければ、、、
趙子謙の臨書をしました
A
B
C
同じ物を臨書しても、書き手の性格、力量、精神状態などでかなり違ったものになります。
A、、、は、時間の余裕が無いときに書かれたのでしょう。とても雑で、全部右上がり、、、言うなれば浮き足だった状態で。
B、、、丁寧に書かれてはいますが、線が浅く心が入ってないように見えます。心そこにあらず、、、かな?
C、、、線質は良く練られ、雰囲気もよく取れていて、この中では一番良いと思います。
ただし、まだ、練習不足、各字の方向が微妙にずれています。
この書体を書くときは普通の楷書を書く時よりも、ゆっくり、時間をかけて、筆先を練るようにして書かないとなかなか表情が出せません。
3人ともほぼ同じキャリアなのですが、その時の状況によって、本来持っている実力が出せず、浮ついたものになってしまう事があります。
心も体も落ち着かせること。油断は禁物、、、用心しなくちゃ!
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