感覚って?

ワタシの好きなテレビ番組に「課外授業ようこそ先輩」と、言うのがあります。

 先日の放送はとても興味深いものでした。(参照 課外授業ようこそ先輩 NHKTV)

左官職人の方のお話、、、

 その中で 「データではなく、感覚だ、、、」

 と、言う言葉がありました。

 そうなんです。

 データも大切ではありますが、感覚はもっと大切ではないかと思います。

 感覚は、何度も何度も鍛錬し、それを積み重ねて行く中で養われるもの。

 五感を養う、、、これこそ人間の持つ、人間のみに許された最高のものではないかと、、、
  

 身の回りのほとんどのことは感覚で、、、体感すること。

 墨も、紙も、筆も、硯も、、ワタシの周りはみんな自然素材です。

 それぞれの性質を知り、出来具合を理解しないとうまく使えません。

 そして、それがいつか、、、、どれ位の墨の分量で、どれ位の筆圧で、どれ位の速さでかけば

 思ったように筆が進むかが、解るようになるかもしれません。

 或る日突然、ある日突然は、、、

 実は、或る日突然!ではなく、それまでに培っていた感覚が教えてくれたこと。

 或る日突然 何かが、、、は、とてもうれしいことです。

 発見があり、上達があり、結果が得られる、、、

 そして、そこに在る感覚は自分の「宝物」になります。

 気温、湿度、環境、その他もろもろの中で、生きている人間が書く、

 もっともっと感覚を養って上を目指したいと、思っています。

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