見渡す限りの菜の花畑。
天に届きそうな株立ちの巨木の向こうに大谷石作りのシックな建物。
中に入ると、、、抱えきれないくらいの太さの梁が交錯して明かり採りの窓もアクセントに。
(偶然テレビで見た織部作の茶室燕庵を思わせるように配置された窓はオシャレでしかもハイセンス)
画廊として建てられたこの建物だけでも十分見事です。
そこに掛けられた日本画は小林恒岳先生おん年82歳。高校の先輩だと聞きました。
六曲一双に描かれた鯉。
大きな波紋とその下にうごめく金色の鯉、ダイナミックで生きいきとして動いています。
次次に見える見学の方に、にこやかに応対される画家の奥様のお人柄も加わり会場全体がなんとなくほのぼのゆったり、、、
「年とって描いた鯉ですので、この鯉は白内障じゃあないの?って言ったんですよ、、、」
一作毎に命がけで描かれた作品、私には十分若若しく溌剌と見えました。
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