筆の持ち方はどうすればいいのですか?時々聞かれます。
そんな時、ワタシは薬指を大切にして下さい、、、と、言います。
「えっ、薬指ですか?」
そうなんです、、、人差し指も、中指も、勿論親指も大事ですが、忘れていけないのは薬指なのです。
いつもは双鈎、指二本をかけて、、、
字を書くとき、上に進む時は薬指で押し上げ
下に向かう時は中指で押して行きます。
この繰り返しで字が書けて来ます。
大げさに言うと人差し指と親指は筆が落ちないように押さえているだけ、、、。
ある意味一番大事にしたいのは薬指!だと、思います。
薬指は、、、薬師如来さまが薬を塗る時使われたからと。普段あまり使わない清潔な指を使って治療をする不思議な指=魔法の指とも言われました。
もっと昔は「名無し指」とも言われ、魔力を持つこの指を直接呼ぶのを避けたとか。
そんな魔力を秘めた薬指、、、使わないのは損ですね。是非使って思うような素晴らしい書を書きたいものです。
私の指トレーニング法、筆を持って円を描くように動かす事。
ほら、昔やりませんでしたか?
授業中に鉛筆をぐるぐる回した「アレ」,,,それを筆で。
スムーズに動くまでやってみてください(これはあくまでもワタシ流ですが)。
五本の指が思うように動く、、、健康にも、ボケ防止にも良いかもしれません。
そうそう、薬指は芸術的な才能や審美的センスを表わすともいうそうです。ホントでしょうか?
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