雲遊霞宿(山水の景を愛して遊び回る、、、14,5年前の作品が里帰りして来ました)
ドコかで聞いたような気がしました、、、
「朝起きると、俺は石と遊ぶのが楽しいんだよ、、、石に遊んでもらっているのかもしれねえなァ~~」
ひょんなことで石屋さんのお宅にお邪魔を、、、
庭先にそれはそれは見事な灯篭が沢山、今ではもう依頼することも出来ない人間国宝の石工さんの作だとか。
「アソブ、、、」そう、ドコかで聞いたような、、、?
思い出しました。桜守と言われる佐野藤衛門さんのお言葉も確か、、、
「桜とアソブことが大事」と、いっていらしたように思います。
それぞれのお仕事は先ず対象物を良く知る事、、、つまりアソブこと。
頭で学んだ事だけではどこか足りない?、、、のでしょうか
「石には裏表があるんですね?そうそう、、、方向もあるとか」
「私は木曾石が好きなんですけど、丹波もいいかな?どことなく温かみがあるような気がしませんか?」ちょっと質問攻め、、、
「庭は、その家の雰囲気に合うように作んなくっちゃなんねえな、、、
こちらさんは、とてもよく出来ていますよ、、、なにより材料の選び方がいいねぇ。
そして隅々まで行き届いている。たいしたもんだァ~~
いい庭師さんだったんだなァ~~」
と、思わぬお褒めの言葉まで頂いてしまいました。
どうにも纏まらない時、あるだけの筆をだして眺めています。何本かいじっているうちにひょっと書きたくなる、、、そんな時があります。
私も筆に遊んでもらっているのかも?
滅多に伺えないお話の数々で、とても楽しい時間でした。
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