そこには孔雀が放し飼いされていると聞いていました。
動物園以外で孔雀を見る!なんてなかなか無い事。
是非その美しい姿を見たいと思っていました。
居ましたいました、、、
長い羽根を引きずって優雅に歩いていました。
梅雨の晴れ間の境内は、緑濃く風爽やかに心地よい場所でした。
暫く孔雀と対面していましたが、羽根を拡げる様子もない、、、、
「綺麗ね~~~ 本当に美しいわねェ、、、素敵よ!、、、」
「羽根を拡げた姿、見せて欲しいんだけど、、、」
我がまま勝手なこちらの要求を伝えました。
すると?
少しづつ羽根を振るわせ初め後ろ向きに
なんとなんと羽根を拡げてくれました。
ゆっくりとターンして後ろも前も、、、、
声を飲みました、、、、なんと美しい~~~~
聞こえたのでしょうか?
私の声!
有り難い、、、、
そこは観音様のおわすところ。孔雀は神のお遣い、神そのものと云う事は後で知りました。
孔雀明王(くじゃくみょうおう)
孔雀明王(マハーマユリ)は明王グループの中では珍しい女性神で、その名の通り孔雀の神と
考えられますが、インドでは孔雀は蛇の天敵とされており、諸々の毒を取り除く神として崇められ
ていたようです。
孔雀の羽を持ち孔雀の上に座す美しき王者です。
胎蔵界マンダラでは二臂、本尊になる時は四臂、この他仁和寺など一部に六臂のものもあります。
孔雀明王は明王の中で唯一優しい菩薩に似た顔(この顔には諸仏一切の力を持っていると
いう悟りの表情をあらわしています)をしているために、仏母大孔雀明王・孔雀王母菩薩とも
言われています。
元々インドでは孔雀は毒蛇を食してくれる守護的存在であるために、一切の諸毒から護って
くれる力があると信じられてきました。
その力を神格化したのが孔雀明王です。
その手に持たれている蓮華は敬愛・倶縁果は気力を増す事から増益・吉祥果は降伏・孔雀尾
は息災を表しています。
孔雀明王、、、何処かにいらっしゃるハズですが、工事中とあってそのお姿は拝見できませんでした。
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