「僕、、、この字と,この字,良く書けたと思うんだけど、、、」
「ふ~~~ん、そう?」
内心ちょっとムカムカしています。
「ん、、、だって上手でしょ!?」
たかが子供の云う事、見過ごせば?聞き流せば?いい、、、
とは思うのですが、それが出来ない。
「**くん、自分で自分を褒める人は上手にならないのよ!」
(ちょっと大人げない?かもしれません)
「褒めるのは他の人が褒めるのよ。
他の人が見て本当に良いと思ったから褒めてくれるのよ、、」
昔は自分で自分を褒めるなどと云う事は無かったような気がします。
(そんなことをしたらそれで終わり、進歩は望めない)
自分には厳しく他人には優しく、、、が基本だったような。
数年前、有る言葉が流行りました。
「自分で自分を褒めてやりたい」
それ以来自分を褒めることに抵抗が無くなり、その事が当たり前になってしまったような気がします。
それでいいのでしょうか?
ちょっと引っかかるのです。
昔から”自画自賛”と云う言葉もありますが、それは己を甘やかす事で、決して成長の助けにはならないと思うのです。
褒めて伸びる、、、
などと云う言葉がもてはやされる?当たり前?になっていますが、
成長期にある子には
先ずは謙虚にアドバイスを受ける事、
己を振り返ることを知ること。
自分を磨く、努力することから始まるのではないでしょうか?
「今でしょ!」
そう、”今”!
「自分を褒めている場合じゃないのよ~~~今、頑張らなくっちゃッ!」
展覧会に向けて特訓中、隣の部屋から見ていたら?
右から二枚目のお手本と左の生徒さんの作品に大きな違いが、、、
文字の肥痩、大小、墨の潤滑などがとてもよく分かります。
目線を低くする(いつもは上から見ています)と意外なことが見えてきて新しい発見でし た。
研究すること、まだまだいっぱいありそうです。
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