今年は殊の外萩が満開でした。
その”江戸絞り”も終わって伸び切った枝を切りました。
何かがヒョンと出てきました?
蟷螂!
何処かに潜んでいたのに急に青空がむき出しになってビックリ!?
慌てふためき得意の鎌を振り上げる暇もなかった?
一か所にジッとしていました。
なんだかちょっと可哀想な気がしました。
カマキリとて密かに隠れていたかっただろうに、、、
「蟷螂之斧」と言う言葉があります。
前に向かう事だけで後ろに引く事を知らぬ、身の程知らず?
イイエ、 蟷螂でも前に進まず迷う時もあるようです。
【蟷螂の斧の解説】
【注釈】 「蟷螂」とはカマキリのことで、相手がどんなに強くてもカマキリが斧に似た前足をあげて立ち向かう様から。
『韓詩外伝』に「斉の荘公出でて猟す。一虫有り、足を挙げて将に其の輪を搏たんとす。其の御に問いて曰く、此れ何の虫ぞや、と。対えて曰く、此れ所謂螳螂なる者なり。其の虫為るや、進むを知りて却くを知らず、力を量らずして敵を軽んず、と。荘公曰く、此れ人為らば必ず天下の勇武為らん、と。車を廻らして之を避く。(斉の荘公が狩りに行ったときにカマカリが前足を振り上げ車の輪を打とうとした。荘公が「これは何の虫だ」と問うと、「カマキリという虫で、進むことしか知らず、退くことを知りません。自分の力量をかえりみず相手に立ち向かっていきます」と答えたところ荘公は「この虫が人間だったら天下をとっていただろう」と言った)」とあるのに基づく。
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