花影

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 見事な桜並木を歩いて来ました。
 少々遠いそこは町中で大切に大切に育ててきた!

 そんな気持ちが伝わって来るような、それはそれは、、、
 本当に素晴らしい桜でした。

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 年数を経た幹もそれぞれに味わい深く

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  晴天の今日はひと際色を増し、空一杯にピンクの枝を拡げていました。

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 枝と枝との重なり合いの下でふと、、、

 去年はどうだったかしら?と、思いました。

 、、、、、

 どうだったのか思い出せません。

 でも多分去年もお花見はしただろうと思います。

 ふと有名な漢詩の一節を思い出しました。

   「年年歳歳花相似たり、、、、」  劉廷芝

   、、、、、、
   、、、、、、、
  
   年年歳歳花相似        年年歳歳花あい似たり
   歳歳年年人不同        歳歳年年人同じからず

   来る年も来る年も、花は変わらぬ姿で咲くが、
   年ごとに、それを見ている人間は、移り変わる。

   残念ながら時間は止められない。

  その年その年の花を愛でそれを楽しもうではないか?(これは私の解釈)

  今年の静かな(満開なのに”爛熳”とはちょっと違う?)桜の下で”時”を味わっていました。

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 それにしても車のバックの窓ガラスにまで桜が映っているとは!

 桜の楽しみ方はどれだけ有るのでしょうか?

 360度!

 そして天地!

 つまり全方向!

 視点の置き方でまだまだ楽しみは増えそうです。

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