車を降りると、、、、?
山の中腹に植えられた1000本余りの梅、うめ、ウメ、、、、
それはそれは見事に。
苔むした老木あり、ぴ~~んと張った若木あり、濃きあり、淡きあり、、、
そこには清少納言曰くの「木の花は、濃きも淡きも紅梅、、、」の世界がありました。
梅は平安時代に中国より輸入されて、一般にも珍重されたとか。「コウバイ」と漢音のまま読むことも、中国趣味の彼女に、より好まれたのではないか、、、との注釈もありました。
そう言えば、十二単の春の装いも「梅襲」、、、、五衣(いつつぎぬ、、、淡い紅梅、よ淡く、淡紅梅、紅梅、濃蘇芳、濃紫)+単衣
微かに重なり合ったり、、、離れたり、、、と人の動きに連れ数え切れないほどのバリエーションをかもし出す十二単の動きと、日毎に表情を変えて行く紅梅、、、どこかで繋がっている?
芳しい香りの中でふとそんなことを考えました。
気が付くと紅梅の林を抜けて、太陽の光を浴びて凛と輝く白梅の中に立っていました。
紅梅も白梅も全山を覆って暖かき春の日の夢?
花の香りに誘われて思わず時を旅してしまいました。
ロマンティックな私に?
「おいしいよ~~~」のおばさんの声、、、、
やっぱり負けてしまいました。ちょっとショッパイ梅羊羹でした。
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