最終日思わぬ方がいらっしゃいました。
確か腰を痛めていらっしゃると伺っていました。
「お暑い中お越しいただき恐れ入ります、、、、」
「いやあ~何をやっていっらしゃるかと思って、、、、」
大先輩のs先生は少し足を引きずりつつ、作品を見ながら話をしてくださいました。
「実は、、、、今頃になって恩師のお言葉を思い出して全臨をしています。
「九成宮」が終わり今は「孔子廟堂」を毎日書いています」
頭をが~~~ん!と打たれたような気がしました。
古今の臨書を全てマスターしたような経験豊かなs先生がまだ臨書をされている、、、しかも全臨を目標として。(全臨、、、古典一つを初めから最後までつまり本一冊丸ごと。かなりの気力体力を要します)
(時々手抜きしたくなるのです、、、不真面目な私は臨書は後回しになることが多いのです)
書展を開く第一の目標は作品を皆様に見ていただくことですが、それに伴いお出での皆様の批評を伺うこと。
また同じ道を歩む仲間の方向、様子を知ることが出来る、、ことも大きな収穫です。
そして普段籠りがちな生活の扉を開け、外界の空気をいれてくれる窓口にも。
84歳のs先生の書生活。
私にはちょっと?かなり?刺激になりました。
8月の展覧会のs先生の作品 全紙1枚半に3文字
こんな大作!イタイ足腰はどうされたのでしょう?
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