イギリスロイヤルダルトン社製の噴水、1870年製とか、、
色とりどりの陶器の表面を水が流れ落ち、それを水中のライトが照らし出す。
豪華豪華、、、煌めくその姿はまるで宝石のようです。
でも、なんでここに?
この次はなにが?
さあ、ここからが別世界!
出てくる出てくる、、、あるはあるは、、、
ドイツ、フランス、イギリス、イタリア、ベルギー、、、
マイセン、リモージュ、セーブル、ロイヤルドルトン、コールポート、レノックス、、、、
どれだけあるの?、、、、と、云うくらい。
次から次へと 1800年前後のチョコレートカップ。
私には目の毒!よだれが出そうな(ちょっとお下品ですね)美しいものが、、、
素敵なケースに入れられて並んでいます。
こんなものもありました。
そして落ち着いて周りを見ると?
窓も天井もステンドグラス!
折りからの光にキラキラと青も黄色も鮮やかに輝いていました。
私はどこかの国のお姫様?
(ちょっと厚かましい?じゃあ女王様?、、、もっと厚かましい?
どっちでもいいや、それくらいの気分ってこと!)
かなり興奮気味です。
だって、、、
こんなに美しく素敵な品々を
こんなに沢山!
一度に見られるなんて未だかつてないことです。
チョコレート工場見学に来たはずなのに、、、
美しいタイル。
シャンデリアも。
まだまだ続きます、、、、
ティーカップもデミタスも
こんなすてきなケースに。しかも奥からのライトが微妙な凹凸をちゃんと照らし出しています。(カップをより美しく見せるようなこころ憎い演出!いいえ、出来るだけ良い状態で、、、と、云うそれを愛する愛情でしょう)
ゴージャスに輝く金色も素敵ですが私の一番はこれ!
やっぱり マイセン!
色も形も、、、
何より上からは見えない裏側にも思いを込めた作者の情熱!
作品に込める思いの強さ、、、のようなものが感じられました。
200年以上たってもこの姿です。
繊細なだけでなく、それを支える強靭な何か!
(ワレモノなのに、、、歴代の所持者のこれに対する愛情もプラスされて)
チョコレート、、、、
その歴史はただ単に子供たちが喜ぶお菓子と云う認識しかなかった私の認識不足でした。
高価なもので有るということは当時の上流階級に好まれていた
何しろ媚薬と言われていたくらいですから、、、
非常時のエネルギーでもあるとか
再認識は勿論、何か一つのものがあるとそれを取り巻く文化のようなものが次々に派生してより沢山の事柄が高められていく、、、そんな気がしました。
チョコレートからそれを口にする食器が贅を尽くされるようになり、それを口にする人々のクラスが出来上がり、その人々のサロンが出来、話題が高まり、絵画や音楽もより高いものに、、、
チョコレート文化は今も続いています。
今回、今まで手を出さなかったものにも
(チョコレート実はあまり好きではありませんでした)
それなりの意味があることを知りました。
ワタシ、ここでトロケそうです。
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