緑の国

そもそもは父が出稽古をしていました。
ご縁があって当時の某大臣のお宅に伺っていました。

その当時、
その国はまだ国としての形をなしておらず、人々も、山も、谷、もきちんとした形を成していませんでした。
何度も洪水に見舞われ、その度毎に山野は形を変え、農業も工業も社会も落ち着かずにいました。

やっと国が整い、国家となり、国旗の制定に至りました。

そこで某国の首相は、長年に亘り協力?援助?してもらっている?日本の国旗をお手本としたいと日本の大臣に申し出ました。

出来上がった国旗は日の丸にそっくりなものでした。b
白を緑に、、、、、国土いっぱいに緑の樹木に覆われます様にと。
そして日の丸の位置は日本に遠慮して少し位置をずらしてと、、、、、と。

その後も両国のお付き合いはず〜〜と続き、
その国の外相が変わる度、必ずお世話になった某大臣の御宅まで挨拶に見えられていました。
(陰ながら私も民族衣装の方のお姿を拝見したことも)

一方父の出稽古はいつか私に変わり、お稽古の合間、ちょくちょくバングラデシュの話題が上る様になりました。
ご高齢になられてお稽古を止められるまでお付き合いは続きました。(お年賀状だけのお付き合いは今も)

そしてそれ以来、行った事もないのにその国に特別な想いを持つようになりました。

日本バングラデシュ協会に席を置き、長年に亘り彼の国に貢献していた某氏が
今回の事件をお知りになられたならどんな想いをされるでしょうか?

国と国との関係、人と人の関係は長きに亘り積み重ねて行くもの。
これからも両国の良き関係が続くきますよう祈っております。

今回の犠牲になられた方々の御冥福を心よりお祈り申し上げます。

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