ある時こんな事に気が付いた。
「間合い」、、、
自然のもの(事)には等間隔のものは無い!
どこか曲がったり歪んでいたり、、、
でも我々が字を書くとき、知らず知らずの内に等間隔に書いてしまう。
それは何故なのか私にはわからない、、、でもなんでもキチンとする国民性?
“規矩定規”という言葉があるように”体で感じてしまう”ことなのかもしれない。
墨の色で言うならばどこもここも同じようにただ真っ黒!なのは、、、?
字? 書ではないように思う。
文豪谷崎潤一郎はこんなことを言っている。
「潤沢」(カスレが綺麗でなければ、、、)
“響き” “間合い”も大切。
そこで空間が浮かび上がるように、、、、
(私にはこれが一番難しい)
同じように太さも、、、
近頃 書の太い細いを表す言葉に「太細」と表現する。
なんと読むのか私にはわからない。
昔は、確か「肥瘦(ひそう)」と言っていたように思う。
言葉が変わり、表現が変わっていくのはやむを得ないが
大切な日本語が書文化のなかで安易になっていくのはちょっと気になる。
そして書には
物語があること。
余韻が残ること、、、とも。
どれもこれも難問です。
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