蘭亭硯、、曲水の宴の様子を彫った硯
鼠鬚筆、、、、鼠のひげを主材料とした筆 これは知り合いの輪島屋さんから蒔絵用のものをわけて頂きました。なかなか手に入らぬようです。
「 永和九年、歳は癸丑に在り、暮春の初め、会稽山陰の蘭亭に会し、、、」
有名な蘭亭叙の書き出しです。
書聖とまで言われた王ギ之、旧暦3月3日に文人貴族と顔をそろえ流ショウ曲水の宴を催した。そのときに作られた詩の序文を書いたもの。
その日、、、酒を飲んだり,詩を詠じたり、風雅な心をのびのびさせるには十分。空は晴れ渡り気も澄み、穏やかな春風がふきわたっている、、、、と、ゴキゲンな王ギ之は蚕繭紙に鼠鬚筆で素晴らしいものを書き上げたが、何箇所か書き間違いをしてしまった。後日何度も書き直したが、以前のものに及ぶものは出来なかったと言う。
蘭亭叙については山ほどの話があるが、それはいつか、、、
蘭亭叙八柱第一本
張金界奴本
流ショウ曲水の宴、、、酒の入った杯を曲がりくねった水に浮かべて(杯が届くまでに詩をよむ)流す遊び
蚕繭紙、、、繭を原料として作られた紙、その製法が伝わらずどんなであったよくわかってないとか
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