桜の秘密?

407 001.jpg---1.jpgルーブル美術館展を横目に、
407 002.jpg---2.jpg阿修羅展を尻目に、、、

 目指すは上野のお山。

 満開の桜、やっぱり見に来てしまいました。

 まだ朝も早めのお山は人も少なくて

407 012.jpg---3.jpg

朝日の当たった方は白く光り

407 020.jpg--6.jpg

お日様が上がって行くに従い、枝を広げ俯いていた花は上を向き、微かな風に揺れ動き始めました。

 ふと、ヘンな事に気がつきました。

 桜の旧字は木篇に貝が二つそして女、、、ハテ?

 貝は子安貝、生命の象徴、そして財宝の意。

 一族の繁栄をも意味するとか。
 
 こんなに桜に惹かれるのはその生命力?それとも繁栄をもたらす力?

 自然のもたらすエネルギーが多くの人を引き付けているのでしょうか

 花見、花見と浮かれていては桜にちょっと失礼なのかもしれません。
 ちゃんと相対して、、、幹も枝もそして根も。上辺の美しさのみならずその底に持っている力を吸収しなければ!

 優しく見えるのは実は強い力を秘めているから、、、ドコかで聞いたような気がします。

 表だけしか見ていなかったのかもしれません。407 039.jpg---5.jpg

 上野公園を歩いていると、まだまだ多くの桜が、、、407 059.jpg--10.jpg

407 063.jpg---11.jpg

 折りしもどこかから聞こえる鐘の音、、、

 407 027.jpg---7.jpg

 「花の雲鐘は上野か浅草か」  松尾芭蕉のあの有名な句が思い出されます。

 上野寛永寺の鐘、、、天明7年(1787)鋳造の鐘が今もまだ時を告げているとか(午前、午後6時と正午に)

 歴史を感じながらゆっくり桜を楽しませていただきました。

 今日もいい日です。

コメント