ルーブル美術館展を横目に、
阿修羅展を尻目に、、、
目指すは上野のお山。
満開の桜、やっぱり見に来てしまいました。
まだ朝も早めのお山は人も少なくて
朝日の当たった方は白く光り
お日様が上がって行くに従い、枝を広げ俯いていた花は上を向き、微かな風に揺れ動き始めました。
ふと、ヘンな事に気がつきました。
桜の旧字は木篇に貝が二つそして女、、、ハテ?
貝は子安貝、生命の象徴、そして財宝の意。
一族の繁栄をも意味するとか。
こんなに桜に惹かれるのはその生命力?それとも繁栄をもたらす力?
自然のもたらすエネルギーが多くの人を引き付けているのでしょうか
花見、花見と浮かれていては桜にちょっと失礼なのかもしれません。
ちゃんと相対して、、、幹も枝もそして根も。上辺の美しさのみならずその底に持っている力を吸収しなければ!
優しく見えるのは実は強い力を秘めているから、、、ドコかで聞いたような気がします。
表だけしか見ていなかったのかもしれません。
上野公園を歩いていると、まだまだ多くの桜が、、、
折りしもどこかから聞こえる鐘の音、、、
「花の雲鐘は上野か浅草か」 松尾芭蕉のあの有名な句が思い出されます。
上野寛永寺の鐘、、、天明7年(1787)鋳造の鐘が今もまだ時を告げているとか(午前、午後6時と正午に)
歴史を感じながらゆっくり桜を楽しませていただきました。
今日もいい日です。
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