書作展、、、、1

 大多数は漢字作品の中で小さいながらも頑張っている仮名作品。
 文字は小さくとも作品のスケールは大きく!?

 それぞれの文字は大空に字を書く如く気宇壮大に!、、、が理想ですが、なかなかそうも行かず精一杯大らかに!、、、です。

 

百人一首から
「さつきまつはなたちばなのかをかげばむかしのひとのそでのかぞする」

 牛車の御簾越しに微かににおうあの人の香り、、、
 手書きの牛車の絵をあしらいました。

 伊勢物語より
 アノ有名な東下りの段

 「からころもきつつなれにしつましあればはるばるきぬるたびをしぞおもう」

 在原の業平を思わせる凛々しき公達をあしらいました。

 百人一首から
 
 「かぜそよぐならのおがわのゆうぐれはみそぎぞなつのしるしなりけり」
 鮮やかな色の扇面を配して、、、

 三つの作品が少しでも優雅に見えるようそれぞれの表装に工夫を凝らしました。

 作品は書き手の力もさることながら、それを十二分に引き立てる表装の力が加わることでより趣のあるものになります。

 表装の力の大きさ、ちょっと感じていただけるとありがたいと思います。

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