日本一のおんて と謳われたのは誰でしょう?
三蹟の一人藤原佐理は日本一の御手(おんて)と謳われました。
詩懐紙は数少ない彼の真跡と言われています。
手 書き手 または書が上手な事をいう
和様漢字の草書体 から徐々に変化して行き 仮名になって行きます。
漢字のちょっと重重そうなものから
いわゆる 仮名に変化して行くその頃の自由な雰囲気がちょっと見えるような気がします。
この頃 書とは 技術を超えた
何がかがみえると
確実に変化し見えてくるもの(感じる)何かがあるような気がします。
佐理の技術は最高です。
ですがそれだけで無く
己に対する 気負?ブライド!などが見えてくるような気がします。
周りの眼を意識しながら 懐紙いっぱいに華麗に筆を走らせる事
それはなかなかに度胸がいる事です。
緊張と気負いと自信
それらを呑み込んで筆そのものに全てをかける
やはりそれは佐理にしかできない事
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