天城越え(あまぎごえ)は、静岡県伊豆市と賀茂郡河津町の境にある天城峠を越える旅路のこと。
伊豆半島の内陸と半島南部の間には天城山の峰々があり、これを越えるのは下田街道の最大の難所であった。1904年(明治37年)に天城トンネルが開通し、多くの人と物資がこの天城峠を越えて行き来するようになった。
天城越えは川端康成の『伊豆の踊子』や、松本清張の『天城越え』などのテーマにもなり、天城トンネルには観光客が訪れる。
三島から帰る途中、近くに「浄連の滝」が有ると云うので寄ってみることにしました。
滝は狩野川の上流部、天城山の北西麓を流れる本谷川にあり、
1万7000年前に伊豆東部火山群の鉢窪山スコリア丘が噴火した際に流出した玄武岩溶岩流を流れ落ちる直瀑 で、落差は25m、幅は7mで岩盤には柱状節理が見られる。
かつて滝の付近に「浄蓮寺」という寺院があったことから「浄蓮の滝」という名称がついたと伝えられています。
苔蒸した木々を見ながら階段を下りる、、、
はるか下の方から”ドウ~~~ドウ~~~”と、大きな音!
溢れだすような水量。
頬を打つ水しぶき!
ナイアガラの滝を思い出させ
日光の華厳の滝よりももっともっと豪快!
二月の今でさえ、この水量です。
夏に来たらサゾカシ見応えのある滝だろうと思います。
まるで、、、 森全体の命の源のようでした。
天城峠を越えれば河津町。
”河津桜”が今丁度満開と聞き立ち寄りました。
桜並木は延々と続き、どの樹も沢山の花をつけ、お花見の人たちを喜ばせていました。
染井吉野と違ってちょっと濃いピンク、、、、本当に真っ盛りでした。
河津桜は、1955年2月頃、河津町田中の故飯田勝美氏が河津川辺の雑草の中から芽吹いた苗を発見し、現在地に移植し育てて、1966年頃から花を咲かせたもので、1968年頃から、伊東市に住む勝又光也氏が増殖し普及に貢献し、そして1974年にカワヅザクラ(河津桜)と命名され、各地に広まった桜です。
染井吉野の品の良い優しい色と違って、この桜を見ているとちょっと気持ちが華やぎ、何かにアクションを起こしてみたくなりました。
ふと、名作「伊豆の踊子」読み直ししてみようかなと、思いました。
濃いその桜の色が
「可憐で、たまらなく心をひくもの、、、」
と表現されている踊子を想像させたからでしょうか?
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