銀座、、、ちょっと雨模様でした。
友人の絵画展に、、、
会場に入ると、人だかりがしているところがありました。そしてそこが友の作品でした。
仏像を描いたのはどういう心境の変化なのか知りたかったのです。
「、、、、この作品には落款が入ってないんだ、だって、、、、僕一人の力じゃないんだもの」
観客を前に彼は作品の説明をしていました。
「、、、それは書いているうちに天から降りてきた何か、、、、菩薩様かな?何か分からないけど、何かが、書かせてくれたんだ。
だから、僕の作品だけど、僕のじゃあない。
今回はここに飾ってしまったけど次回からはもう、飾らない、、、かもしれない?
だって、僕の一存では決められないから、、、」
ふ~~~ん、分かる。
分かるような気がします。
私も字がひとりでに動いて作品が出来る、、、のです。
それは厳密にいえば、私の力だけではなく、私と誰か(何か、、、神様?仏様?)の合作かもしれないのです。
だとすると、、、私も落款は入れ難くなってしまいます。
落款を入れなければ、、、?作品は未完成!
作品を作るには自分の力だけでなく何かの力をお借りすると所まで書き込まなくては、、、
でも、そうすると何かとの合作、、、?
困りました。何だか堂々巡りのようです。
、、、ですので、厚かましいのですが、
私はやっぱり落款をいれることにします。
自分の作品に責任を持つ、、、と、言う意味で。
時々(良く)変人と言われます、、、
あまり回りを気にせずマイペースで生きているから、、、、なのかもしれません。
彼の話を聞いていて、どこか共通するところが、、、なんて思ってしまいました。(ちょっぴりうれしい、、、かな?)
感性が豊かで努力家の彼にちょっと近付いたような気分でした。
そうそう、今回のテーマについては、利き損ねてしまいました。残念!
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