光琳描く、、、?

何時だったかテレビで国宝尾形光琳の「杜若図屏風」の分析をしていました。

 六曲一双に描かれた杜若は、
 屏風の開き加減、見る角度などなどで
 それれはそれは多角的に見る事が出来る事、
 屏風の特性、金の使い方などとても興味深く見た事を覚えています。
 中で重なり合う「葉」のそれぞれの色が混じり合わずちゃんと重なったまま(二層)の状態 になって いる事、
 それが現代の科学を以ってしても解明できない事など、、、、をとても面白く。
 また、先人の知恵の深さに驚嘆したのを覚えています。

 さあ、待っていた菖蒲(杜若)の季節!

 朝早くから勇んで出掛けました、、、のに?

 まだ四分咲き6 023.jpg-ok.jpg

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 時折見える人影はアマチュアカメラマンでしょうか?太陽光線を気にしてあちこちと場所を変えています。

 さて、人垣の中から覗いた昨年と違ってゆっくり歩を進める、、、花の紫と葉の緑の組み合わせを味わう、、、
 「紫と緑」は古来より”松にかかれる藤の花”にも称される如く、取り合わせとしては最高のものかもしれません。

 中に目にも眩しい「白」もアクセントとなって静かな風景でした。6 034.jpg-ok.jpg

 足を進め、大玄関を覗き込んでいると、清掃の方が、「今ならちょっとだけいいよ、、、」と、声を掛けてくださいました。

 なんとラッキー
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 普段は拝見できない客殿を拝見

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 重なり合う青楓

 渡り来る風を背に、そこを退出しました。

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