この所この細身の書体に魅了されています。
楷書でありながらその線は撓み豊かな表情を見せています。
伸びやかな線はまるでバレリーナの手脚の如く それぞれを思うままに伸び伸びと。
褚遂良がこんな書を書くとは思いませんでした。
どちらかと言うと 常に謹厳で笑顔など想像できない人かと思っていました。
どの線も伸びやかに 気持ちよく スイスイと筆を運んでいます。
ものの本には
気品ある書
と、ありました。
気品を出せる所まで行ったかどうかは分かりませんが
少なくともソレに近づきたい
と思っています。
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