今、春の書展を控え、一同励んでいます。
中にどうしてもうまく行かない方がいます。とっても真面目な方で、おそらく来ている中で一番書いているだろうと思います。
それなのにどうもうまく行かないのです。 真面目すぎて体が硬くなっているのです。
今日、一つ提案をしました それは、目をツブって「円」(コイル状にクルクルと)を書くこと。 仮名を書くとき、準備運動として円を書いたりします。
今回は目をつぶって書くことを勧めました。 それは目をつぶる事、集中することで、目以外の五感が緊張し、敏感になるからです。
例えば、紙の質、書く早さ、体の動き具合、筆と自分との一体感、などなど、勿論墨の匂いも。
いままで気ずかなかったことが一杯!
目を開けて書いた線をチェックすることも大事。右に傾いたり、左にずれていたり、自分で自分のことをチェックできます。
それと共にリズミカルかどうか?
やっぱり体と筆が一体になることが一番大事。そしてリズムがとれればひとりでに円は書けるようになります。
目をつぶる事で見えるものがあったらそれは素晴らしいこと!だと思います。
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