久しぶりに仕舞っておいた墨を取り出してびっくり!
なんとバラバラに、、、、破墨になっていました。
こちらに来てから、毎夜乾燥がひどく、夜はぬれタオルを下げて(その場しのぎですが多少の効果はあります)休んでいましたが、墨までは気がつきませんでした。
これは中華民国建国後、と言ってもすくなくとも5,60年は経った物。取り扱いは注意すべきでしたのにうっかりしていました。
生意気にも私は墨には拘りがあり、一般に古墨といわれているものを愛用しています。
新しいものは重い~~~のです。
それを磨って居るときが一番楽しい~~~
その良い香りを嗅ぎながら、これから何を書こうかな、、、
筆はどれを
紙は何を
構成はどうしようかな~~~などと
頭の中でいろいろ、、、
同じ名前の墨でも今回割れてしまったもののほうが古く、写真下のほうが新しい。
もっと古くなると文字は右から左へと書かれています。
(*墨のランク=上から超項煙、超煙、項煙、、、今回破墨になったものは最高級品)
今日は墨磨りでオワリ!?
本当は沢山書いたのですが、うまく纏まらず作品は無し。
さあこれから墨接ぎ(ボンドなどの科学的な接着剤など使用せず、同じ墨をばたつくくらいまで磨ってそれでくっつけるのが一番)です。
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