良寛(大愚良寛ともいう)さまの師(大忍国仙和尚)が与えた印可状に
「道転た寛し
騰騰任運」と言う言葉があります。
良寛よ、お前がつかんだ道は、尋ねていけば行くほど先が広くなって行く、本来の大道だったのだ。のほほんのほほん、足の向くまま、風の吹くまま、その日その日を思い切り気軽に過ごすがよい、、、くらいの意
アカザの杖から、良寛を思い出しました。
そしてこんなものを書いていた事を、、、
短鋒で大きな作品を作るーーー素直に書く、、、いろんなことに挑戦しました、、、若かったですね。
旧作なのですが、紙の色と墨の色がうまくマッチしたような気がして捨てずに残してありました。
日本語って難しいですね。愚、、、は悟りを示し、また、騰騰はその裏のごつごつも表す、、、と、言うのです。いずれにしても「騰騰として運を任す」、、、はとても好きな言葉です。
*参考 柳田聖山 「良寛の漢詩をよむ」
印可状、、、弟子の悟りを認め証文をだす。もう、自分の手の届かぬほど大きく育った息子たち、親勝りの子に対する独り言です。。オヤの胸の奥にある、畏敬の思いをつずる秘密の手紙、ただ黙って渡すだけのものともいえる。
蛇足、、、国仙師はアカザではなく、恐ろしく強い藤の杖をお前にやろう、、、と、言っています。もしかしたら、良寛の使っていた杖はアカザではなく、藤だったかも?
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