司馬光詩「初夏」
漢字はなにを書こうかといろいろ試みましたが、、、、
向日葵の文字に惹かれてこれにしました。
季節はちょっと遅れますが”向日葵が初夏の日を浴びてゆったりと立っている姿は私の好み?
そう、あくせくしている割には
”ゆったり、、”とか
”ゆっくり”
”のんびり”
”のどか”
などと言う言葉が好きなのです。
書も力を入れず何気なく?書いてみました。
解説にある
「寒い冬の日におじの周りに子供たちが集まって話をする、、、」と言うところで、、、
会場にお出での方がこんなお話を始めました。
「昔はよく停電、しましたねえ~~あの暗闇の空間は、今思い出すと懐かしいひと時ですね、、、
普段いかつい顔の父が子供たちの為にお話をしてくれました」
そうそう、私も停電は何故か好きでしたよ。
”停電”という思いがけずできた時間、それは父がしてくれる”お話し”の時間だったからです。
暗闇で息を止め、これから始まる”お話し”はどんなかと
家族みんなで息をひそめワクワクドキドキしていました。
父のお話は
「安寿と厨子王」や「石童丸」など、また歴史上の人物、義経、弁慶、はたまた 文学的なお話し、芥川龍之介 の”鼻”や”蜘蛛の糸”などなど、、、時には落語も。
次はどんなお話しが出てくるかと本当に楽しみでした。
(明治35年生まれの父は博学でいろいろな知識も持ち、また所謂お話しの類も沢山知っていました。
今考えると貧しいながらも
心豊かな 温かな 時間だったような気がします。
テレビも ビデオも 勿論dbdも ない時代、父の口から出てくるお話は本当に面白く、暗闇だからこそ想像をたくましくしてそれぞれがそれぞれのイメージを膨らませていました。
それから、、、
それから、、、
ワタシとその方の思い出は続き 思わずお出での方と話し込んでしまいました。
一つの作品は色々な思い出にまでつながって知らず知らずに時空の旅をしていました。
何時もは口数の少ない方が、意外にも饒舌な方で親しみやすい方と、今日初めて知りました。
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