たまははき

来年の書初めはコレっ!、、、と、張り切っていました。

 今年の正倉院展に『子日目利箒」(ねのひのめとぎぼうき)天平宝字二年の子の日の宴の玉箒、、、が出品されていました。

 玉箒、、、宴に参集した人に天皇から下賜される。
      蚕室から繭玉を集めるために用いられる箒のことであり、ソレをかたどった縁起 物のことを言う。
      箒に沢山の繭玉(ユラユラ揺れる繭玉を玉の緒と呼んだ)がくっついてくれ        ば、、、豊かな年になる=きたるべき新年の富の象徴とも言える。

 

 実は秋にコキァの紅葉が話題と成り、それが、あの箒草だと知ったときから、絶対この歌!と、思っていました。昔、お年寄りが腰を曲げて土間をはいていた姿も懐かしく思い出されて、、、

 それなのに、、、違っていました。

 玉箒は”こうやぼうき”といい、高野山でこの木を束ねて箒として使ったから、、、と、書いてありました。

 でも、大伴家持と空海、どっちが先?

 そんなことはどっちでもいいけど、、、コキァが玉箒ではなくて、がっかりしょんぼり

 12.19 011.jpg--nenohi.jpgコキァ

  12.19 001.jpg---nenohi.jpg123.jpg

 なんだか意欲も失せて書きなぐり状態になってしまいました。

 「初春の初音の毛府の玉ははきてにとるからにゆらぐたまのを」大伴家持

コメント