小雨の中友人と待ち合わせ、 少々早めに着いてしまったホテルは見所一杯で、まるで小さな美術館でした。
ロビーに飾られた屏風を初めとして、古美術の数々、3,4メートルもあろうかと思われる大きなタンスは扉一杯に彫刻が彫られ、漆の彩色も古びてナカナカの風情。
海を渡って来たであろう古陶器は、まだ色鮮やかで、時間の経過を忘れそうです。
浮世絵有り、現代作家のガラスあり、ゆったり落ち着く豊かな空間でした。
でも、、、、
なんと言っても!
あったのです。
あの見覚えのある独特なクセのある書、、、
張瑞図!です。
ガラスのケースの中でキラット光るものを見つけた時、、、ん?
なんで? こんなところに?
肉筆の大作!
大画箋?それとも2×6?8?
墨痕鮮やかに堂々たる書!
良く見ると筆の先の先まで神経の行き届いたとても丁寧な書でした。
早く着きすぎてしまい、時間つぶしのつもりが、こんな素晴らしいものに会えるなんて!
日も射して来ていつか青空、、、
友人との会話も楽しく体調が思わしくなかった事もすっかり忘れゴキゲン。
ホタルがすむと言う沢も朱塗りの橋も日本情緒たっぷりのお庭
庚申さまや羅漢さまなどの石佛
なんと言っても樹齢500年の椎のご神木は大迫力で、神々しくも辺りを払っていました。
帰りしな、ふと気がつきました、、、待てよ!?
もしかしたら張瑞図さんに宿題もらったかも?
あ~~~あ!
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