おしゃべり

「そう言えばおばあちゃんは如何?」

 「残念ながら、、、なくなりました」

 「そう、それは大変だったわね、、、」
 
 聞けば、、、しっかりした彼女は、先にことを考えて泣けなかったとか。

 「お姉ちゃんは知らせを聞いて倒れそうでした」

 書いた字は、いつもよりかなり小さく、元気がありませんでした。

 「なにもしていないのに、どうしてあんなに疲れるんでしょうね、、、?」

 「全部終わったら、体中が何かで殴られたようにへろへろで、3日くらい立てませんでした」

 「それはそうよ、、、だって泣けないほど気が張っていたんでしょ!心はへとへとじゃない?」

 人の疲れは3種あって
  身体が疲れるとき、
  頭が疲れるとき
  そして心が疲れるとき。

 一番回復が早いのが身体の疲れ、、、一晩寝れば直ってしまう。

 その次が頭の疲れ、何か楽しい事でも見聞きしたり、気分転換をすればどうにかなるんじゃない?

 そして、最後の心の疲れは、、、ちょっとやそっとでは???
 時間を掛けて、考え方を変えて、どうにかして自分を納得させなくちゃ、、、だから大変なのよ。
 でもそれを乗り越えて行く事が生きて行くことかなあ~~

 若い彼女相手とあって少々ご立派な演説をしてしまいました。

 でもおしゃべりしている内、、、

 「まあ~~大きくなっている!」
 
 そう、字がいつも通り大きく優しくなっていました。

 おしゃべりの効用、バカにできません。

 2009.7,10 013.jpg----.jpg沈む夕日、変わり行く景色とゆっくり流れる時間。心がほぐれます。

コメント