「どうぞどうぞ硯に触ってみてください、、、」
お出での皆様に硯に触ってみて頂きました。
硯は触ってみること。
指先でなく掌(たなごころ)で、、、
その感触を味わってみる、、、、手のひらが感じる何かを。
触ってみれば自ずから何かを感じるはずです。
触るとしっとり、、、硯についた手形はとても大切です。
水分に反応する目安となるのです。
でも、あるいはガサついていたり、ザラザラだったり、かもしれませんが、、、
また、冷たいと思っていた石が、実はそれぞれで温度が違っていたり、温かさを感じる事もあります。
温かさを感じる石はその中に大きなパワーを秘めている?かも、、、勿論、冷たいものよりも温かいものの方がベターです。
幾つかの硯を比較する事でいろいろの体験をすることが出来ます。
石の色も黒、紫、黄土色、灰色、緑などいろいろ。金色に輝く石あり、緑色(翡翠)の「眼」も心惹かれます。
実用品で在りながら充分鑑賞に堪える美しい姿は魅力的で、一日中みていても飽きる事がありません。
硯の魅力を知って感じて欲しい、、、そんなことを考えました。
普段お世話になっている硯も墨も紙も筆もみんな自然の恩恵を受けています。天然素材の味
わいの深さ、大切さを感じる、、、これってとても大切な事だと思います。
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