拓本もいろいろあって朱でとったおめでたいものがありました。
「百福」
百個の「福」と言う字を集めたものです。
ついでに「百壽」も。
昔中国に行ったとき、百寿の文字が書いてある三つ組の入れ子のお盆を求めました。
当時もう書く人がいなくなり”これが最後の一つ”と言われ、つい求めてしまいました。
家に持ち帰り仔細にみるとなかなか良く書かれていました、、、丁寧に端正に。
漆で書かれた文字(蝌蚪文字)、、、を一度見てみたいと思っていました。
蝌蚪(かと)文字とは、、、竹簡に漆で書いた文字を、その濃さゆえ、起筆が丁度オタマジャクシの頭のようにとがっていることから蝌蚪文字と言われました。
これだけ沢山の漆で書かれた文字を目の前にすると、、、、
遠い遠い漢の霊帝が漆で書かれた隷書、孔子の家の壁から出てきた漆で書かれた経書がどんなであったか、、、などなど遥か昔に思いを馳せることが出来、文字のロマンを感じます。
拓本からちょっと話がズレましたが文字(書)をたどって行くちょっと楽しい時間だった?だったような気がしましたが、如何でしたでしょうか?
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