琳派好きの私にはたまらない所、、、
ドキドキしながら入りました。
現代にも十分通じるデフォルメされたデザイン?形?その大胆な色使い。特に古い作品なのに、”銀色”の鮮やかさに驚きました。
”銀”は時と共に退色してグレイななるのが常、それなのにまるで今描き上げたばかりのように美しい。
その他の色もはっきりと、くっきりと、、、
作品それぞれに対する愛情と管理する方々の真摯な態度がこの美しさを保っているのでしょうか?
少々だらけ気味で怠惰な生活をおくっている私、内心ヒヤリッとするものがありました。
琳派の流れの中に数々の名器がありました。
作られた国はイギリスを始めヨーロッパの国々、、、Japonismが世界を席巻した?頃です。
改めてわが日本文化のレベルの高さをちょっと誇らしくおもいました。
そして、、、、
日本だけでなく中国にもすばらしい宝が
”帰りなんいざ 田園将に 荒れんとす なんぞ帰らざる、、、”
陶淵明の有名な「帰去来辞」を趙孟頫が書いたものです。
肉筆の持つ柔らかさ、気負いのない軽いタッチ、これだけの長文を息の乱れもなく書き続ける精神力。
「内柔外剛」ならぬ「内剛外柔」、、、表に出ている柔らかさやさしさは実は内に秘めたる強さであると。
いつの間にか見かけのみを気にしている自分がチラッと見えました。
自分の内なる姿を映されたようでドキッ!
またまたヒヤリ?ドキッ!です。
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