一週間の会期中沢山の、本当にたくさんの方々にお出でを頂き
 お褒めやら励ましなどを頂き身に余る感激の日々でした。
少々の疲れを感じ(本当は心地よい疲れと言いたいところですが,トシでしょうか)実はへとへと、、、
それそれにお礼状をお出ししてやっと一段落しました。
会場にお見えいただきました皆様本当にありがとうございました。
また頑張ります。
さて、実は、、、、
思いがけない出会いがありました。
ドキドキ ドキドキ 本当にドキドキが止まらない!?
鳩居堂(仮名展は3階)の階段でフト上を見上げました。
???? 今井凌雪!の文字が目に入りました。
なんと一つ上の階で今井先生の門下生の方々の書展が行われていました。
 
 その名も
「肆心展」
(今井先生の会は「雪心会」)
 
今井先生の理念にそって開催されているこの会の四人の先生方の完成度の高いお作を拝見し私の心臓は急に大きく動き始めました。

中村伸夫先生「酒為寿」

吉村英僊先生「我為」

河内君平先生「蘇東坡詞」
四人の先生方のうち、ちょうど会場に池田利広先生がいらっしゃいました。

池田敏広先生
「尽君歓」
 昔、今井先生の門下生であったこと。
 奈良まで何度か合宿にいったこと。
 合宿での先生とのあれやこれや、、、
 (二八の紙に9行の隷書のお手本をお願いしたところ、
  流石に9行は多い、7行にしましょうと言われ、目の前で7行もの細かい隷書を書いて下さったこと。  
 池田先生は「へ~~~そんな細かい字をお書きになったのですか?」
 「え~~字数を数え、ちゃんと書いてくださいましたよ」
 などなど、、、
今井先生が紙にアイロンを掛けていたこと。
 (池田先生も同じようにされているご様子)
その他いろいろ書、作品などについて親しくお話をさせていただきました。
その間中、なぜかドキドキ、、、、
ドキドキが止まらないのです。
昔のアノこと コノこと が次から次に思い出されて次々に質問をさせていただきました。
池田先生はとても気軽に質問にお答えくださり、益々ドキドキは増幅するばかり、、、
私は篆書は書けませんが、拝見していて今井先生のご注意が思い出され、、、、
 篆書が骨格が大事である、、、とか、
 書を書くためにはそれ以外の芸術と言われるものに興味を持ち、
 感動するものを持たねばいけない、、、など。
本当に次々に思い出が繋がりとっても楽しい時間を過ごさせていただきました。
 
 
 経験はあるとき急に蘇る?
 当時あまり理解できていなかったことが急にクリアになり、
 30年以上?も前に体験したことが昨日のように鮮やかに目の前に現れ
 その当時よりも深く理解できることがあるようです。
先生方の作品はある時は力強く ある時は恣意の塊?あるときは無欲?
穏やかにあたたかく品よくしなやかな強さを感じました。
 書展でこんなに感動した事はない!?
 くらい、、、、
心を揺さぶる強い思いを感じました。
思いがけない出会い、深く感謝です。
 後日どうしてあんなにドキドキしたのか考えてみました、、、、
 でも分からないのです。
 やはり作品の力?ではないでしょうか、、、、
 少なくとも会場にはすずやかな風が吹いていたような気がしました。
 
  
  
  
  

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